Google・Yahoo・Metaの広告を運用していると、レポートやURLに出てくる gclid・yclid・fbclid。これらは「広告のクリックID」と呼ばれ、広告計測の土台になる重要なパラメータです。
本記事では、3媒体のクリックIDを横断で整理し、共通の役割・違い、そしてLINEを挟むと消える理由と、3媒体まとめて取りこぼさない計測設計までを解説します。
結論:役割は共通、送信先が違う。LINEを挟むと消える
| 媒体 | クリックID | 送信先API |
|---|---|---|
| Google広告 | gclid | サーバー直送方式(Measurement Protocol) |
| Yahoo広告 | yclid | Yahoo広告 コンバージョンAPI |
| Meta広告 | fbclid | Meta Conversions API(fbcに整形) |
どれも「広告クリックを識別し、着地URLに付与され、保存して後続CVと突合する」点は共通。違うのは送信先のAPIです。
広告のクリックIDとは
クリックIDは、広告のクリックを1件ずつ識別するために各媒体が付与するパラメータです。
https://example.com/lp?gclid=... (Google)
https://example.com/lp?yclid=... (Yahoo)
https://example.com/lp?fbclid=... (Meta)
広告クリック後に着地したページのURLに付き、これを保存しておくことで、後から発生したコンバージョン(友だち追加・購入・予約)を「どの広告クリック由来か」と紐付けられます。
各媒体の詳細は個別記事で解説しています。
- Google:Google広告のクリックID(gclid)とは
- Yahoo:Yahoo広告のクリックID(yclid)とは
- Meta:Meta広告のクリックID(fbclid)とは
3媒体の違いと、複数運用での注意点
役割は同じでも、送信先のAPIが媒体ごとに異なります。Meta・YahooはコンバージョンAPI、Googleは厳密にはCAPIではなくサーバー直送方式(GA4のMeasurement Protocol)です。CAPIの違いはコンバージョンAPI(CAPI)とはで詳しく解説しています。
複数媒体を運用している場合、3つのクリックIDを着地時にまとめて保存し、媒体ごとに正しい送信先へ振り分けることが重要です。1媒体だけ対応していると、他媒体のCVが返らず入札最適化が偏ります。
なぜLINEを挟むとクリックIDが消えるのか
LP(自社ドメイン)→ LINE(lin.ee / line.me)のように別ドメインを挟むと、URLのクリックIDは引き継がれず消えます。LINEのURLはリダイレクトを経由するため、手動でパラメータを付けても破棄されます。さらにLINEアプリ内ブラウザと外部ブラウザでCookieが分離するため、保存していた値も参照できなくなることがあります。UTMが消えるのと同じ構造です(参考:LINEでUTMが消える原因と3つの解決策)。
解決策:3媒体まとめて、消えない設計に
- 着地時に3媒体のクリックIDを保存:LINEへ遷移する前に、LP上でgclid/yclid/fbclidとUTMをCookieに保存
- LINEのイベントをサーバーで受信:友だち追加などをサーバー側で受け取る
- 媒体ごとに振り分けて送信:突合し、Google(サーバー直送方式)/ Yahoo CAPI / Meta CAPI へそれぞれサーバーから送る
Linetraceは3媒体のクリックIDをまとめて扱う
Linetraceは、LP上でgclid / yclid / fbclidとUTMをCookieに保存し、LINEの友だち追加イベントとサーバー側で突合して、Google(サーバー直送方式)/ Yahoo CAPI / Meta CAPI へまとめて送信します。媒体ごとの違いを意識せず、3媒体横断で計測が揃います。
- 着地時に3媒体のクリックIDをまとめて保持
- LINEを跨いでもサーバー側突合で計測を維持
- 計測タグは GTMにタグを1行追加するだけ
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