LINEの友だち追加を広告のCVにしている案件で、「管理画面のCVと、LINEの友だち追加数が合わない」「媒体の最適化がうまく効いていない気がする」。運用担当としては計測を直したいと思っても、クライアントに提案するとなると、何から説明すればよいか迷うことがあります。
この記事では、代理店がクライアントにLINE計測(友だち追加を広告に返す仕組み)を提案するときの進め方を、5つのステップで整理します。クライアントからよく出る懸念への答え方と、説明にそのまま使える資料もあわせて紹介します。
結論:仕組みより先に「今の数字のずれ」を見せる
| ステップ | やること | クライアントに伝わること |
|---|---|---|
| ① 今の数字のずれを見せる | 友だち追加の実数と広告のCVを並べる | 計測に課題があること |
| ② 仕組みを1枚で説明する | なぜずれるのかを図で示す | 広告やLPが悪いのではないこと |
| ③ 変わることを伝える | 最適化とレポートの2点 | 導入する理由 |
| ④ 費用と体制を決める | 誰が契約し、誰が設定するか | 進め方の具体像 |
| ⑤ 1案件で試す | 2週間ほど数字を見る | 判断の材料 |
リンクの不具合が直っても、どの広告から来たかが分からなければ運用判断はできません。
計測が途切れない仕組みを見る →ステップ1:今の数字のずれを見せる
提案の入口は、クライアント自身の数字です。同じ期間(たとえば直近4週間)で、次の2つを週ごとに並べます。
- LINE公式アカウントの友だち追加数(広告から来た分が分かれば、その数)
- 広告の管理画面の、友だち追加のCV数
多くの場合、2つの数字は一致しません。ずれには「比べ方の違い」と「計測の抜け」があり、その切り分けはMeta広告のCVがLINEの友だち追加数より少ない理由で解説しています。提案の段階では、「広告の媒体は、実際より少ない(または違う)成果を見て最適化している可能性がある」ことが伝われば十分です。
ステップ2:なぜずれるのかを1枚で説明する
クライアントの担当者は、計測の技術に詳しいとは限りません。説明は1枚の図にまとめます。
- 広告をクリックした人が、LPを見て、LINEで友だち追加する
- ところが、LINEに移るところで「どの広告から来た人か」という情報が途切れやすい
- その結果、友だち追加は起きているのに、広告の媒体には成果として返らない
ここで大切なのは、広告やLPが悪いのではなく、成果が媒体に届いていないだけかもしれないと伝えることです。クライアントが「今の運用を否定された」と感じないように話すと、そのあとの相談が進めやすくなります。仕組みの全体はLINE友だち追加の計測ができない理由と解決策まとめを参照してください。
ステップ3:導入すると変わることを伝える
変わることは、大きく2つに絞って伝えます。
- 媒体の最適化:実際の友だち追加(またはその先の予約・申し込み)を媒体に返すことで、媒体が「成果の出る人」を学習しやすくなる
- レポートの説明:「広告から何人がLINEに来て、そのうち何人が次の行動をしたか」を、媒体の数字と実数の両方で説明できる
数字の改善を約束するような言い方は避けて、「正しい成果を媒体に渡す」「説明できる数字にする」という目的で伝えるのが安全です。クライアントへの報告の作り方は代理店がLINE広告の成果をクライアントに見せる方法にまとめています。
ステップ4:費用と体制を決める
提案の段階で、次の3つを決めておくと、導入が止まりません。
| 決めること | 選択肢の例 |
|---|---|
| 誰が契約するか | クライアントが直接契約/代理店がまとめて契約し、運用費に含める |
| 誰が設定するか | 代理店が設定/ツール側の設定代行を使う |
| どの権限をもらうか | LINE公式アカウントの管理者権限、GTMの編集権限、広告アカウントの権限 |
代理店がまとめて契約する場合の請求の考え方は代理店が複数クライアントのLINE計測をまとめて契約・請求する方法、値付けは代理店のLINE計測ツール再販・値付けガイドを参照してください。
ステップ5:まず1つの案件で試す
いきなり全案件に入れるより、1つのクライアント・1つの案件で、2週間ほど数字を見るほうが、社内外に説明しやすくなります。
- 導入前に、ステップ1の数字を「基準」として残しておく
- 導入後は、友だち追加の実数と、媒体に返ったCVを日別に並べる
- 2週間後に、ずれがどう変わったか、運用の手間はどうだったかを振り返る
立ち上げの流れは代理店オンボーディング手順|クライアントのLINE計測を最短で立ち上げる導入フローで解説しています。
クライアントからよく出る懸念と答え方
| 懸念 | 答え方のポイント |
|---|---|
| 個人情報は大丈夫? | 媒体に「何を送り、何を送らないか」を具体的に示す(コンバージョンAPIで送る個人情報) |
| 今のLステップ・エルメはどうなる? | そのまま使える。計測ツールがWebhookを受けて配信ツールへ転送する |
| どんな権限を渡すの? | 必要な権限と、その理由を一覧で示す(LINE計測ツールの権限とセキュリティまとめ) |
| 費用はいくら? | 月額と、何で金額が決まるか(アカウント数・媒体数など)を示す |
| やめるときは? | 最低契約期間や解約の流れを事前に確認しておく |
Linetraceで提案する場合
Linetraceは、LINEの友だち追加・LINE内CV・LINE経由のWeb CVを、Meta・Google・Yahoo!・TikTok・ChatGPT広告に返す計測ツールです。LINEの認証画面を挟まないCookie方式で、LP内のどのページ・どのボタンが友だち追加につながったかまで見られます。
- 料金は月額プラン:基本料金 月¥10,000(LINE公式アカウント1つ)+ 広告アカウント連携 月¥3,000(1つ)。すべて税込で、CV件数では課金しません
- 最低契約期間はありません。使わない媒体の連携は一時停止できます
- 初期設定は、おまかせ設定(無料)で代行できます。GTMは編集権限だけをお預かりし、公開はクライアント様の操作で行います
- 2週間の無料トライアル(クレジットカード不要)で、1つの案件から試せます
クライアントへの説明に使える代理店様向けの説明資料(PDF)を用意しています。仕組み・計測方式の違い・料金・媒体ごとの一時停止を1冊にまとめているので、提案の場でそのまま使えます。下のボタンからダウンロードしてください。
まとめ
- 提案は、仕組みより先に「今の数字のずれ」を見せるところから始める
- 「広告やLPが悪いのではなく、成果が媒体に届いていないだけかもしれない」と伝える
- 変わることは「媒体の最適化」と「レポートの説明」の2つに絞る
- 費用・設定の担当・権限を提案の段階で決め、まず1案件・2週間で試す
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