LINE計測ツールの導入を検討するとき、法人の広告運用担当・情シス・代理店が最初に気にするのは「契約して大丈夫か」「広告アカウントの権限を渡して大丈夫か」というセキュリティ・権限の不安です。
この記事では、Linetraceを例に「実際に何が渡り、何が渡らないのか」「認証情報やデータはどう扱われるのか」「あとから解除できるのか」を、非エンジニアの検討担当者にもわかる言葉で整理します。
結論:渡るのは計測データへのアクセスのみ。広告アカウントは操作されない
LINE計測ツール セキュリティ 広告アカウント 権限 渡す 不安 Partner BM 共有 大丈夫 のような検索でこの記事に来た方への結論です。
LINE計測ツール(Linetrace)に共有されるのは、Metaのパートナー共有で言えば「ピクセル(イベントデータ)へのアクセスのみ」です。広告アカウントの予算変更・広告の作成や停止といった操作は、Linetrace側から一切できません。共有はBusiness Managerからいつでも解除でき、解除するとサーバーサイドのCV送信は停止します。
つまり「計測に必要な範囲だけを渡し、運用の主導権は常に広告主側に残る」という設計です。以下でその中身を具体的に見ていきます。
権限の実態:何が渡り、何が渡らないのか
広告媒体との連携で不安になりやすいのが「連携=アカウントの操作権限まで渡すこと」という誤解です。実際にはそうではありません。
渡るもの(計測に必要な範囲)
Metaの場合、Linetraceに共有されるのはピクセル(イベントデータ)へのアクセスです。これは、LINE経由のコンバージョン(友だち追加・LINE内CV・LINE経由のWeb CV)を、サーバーサイドから広告媒体に返却するために必要な範囲だけです。
Google(Measurement Protocol/サーバー直送方式)・Yahoo!広告・TikTok・ChatGPT広告(OpenAI)についても考え方は同じで、CVを計上するために必要な計測用の連携情報をお預かりする形になります。
渡らないもの(広告運用の操作権限)
一方で、以下のような広告運用そのものの操作は、Linetrace側からは一切できません。
- 広告アカウントの予算変更・入札の変更
- 広告・広告セット・キャンペーンの作成/停止/削除
- ピクセルそのものの設定変更・削除
- 支払い方法や請求に関わる操作
Linetraceが行うのは「LINE経由CVをサーバーサイドで計測・返却する」ことだけであり、広告の出稿・停止・予算といった運用判断に触れる権限は持ちません。
データ・認証情報の扱い
連携にあたっては、Pixel ID・アクセストークン・Channel Secretなどの認証情報を設定画面から登録いただきます。これらの扱いについて整理します。
認証情報は暗号化して保存
入力いただいた認証情報は、Linetrace側で暗号化して保存します。設定画面上では、シークレット系の項目を空欄のまま保存しても既存の値は消えない仕様になっているため、担当者が設定を見直す際に毎回シークレットを再入力する必要はありません。
なお、暗号化方式や保管場所の詳細な技術仕様、第三者認証の取得状況については本記事では触れません。導入審査で確認が必要な場合は、個別にお問い合わせいただく形をおすすめします。
送信されるのはCV計測に必要なイベント情報
各媒体に送信されるのは、LINE経由CVを計上するためのイベント情報です。既存のGA4やPixelの計測を上書きすることはありません。Cookie×GTM方式(LP経由を前提)で、GTMタグを1行入れるだけ・約10分で計測を開始できるため、既存の計測環境に大きく手を入れる必要もありません。
チーム権限と、いつでも解除できる仕組み
「導入後、誰がどこまで触れるのか」「やめたくなったらどうするのか」も、情シス・管理担当が事前に押さえておきたいポイントです。
メンバー機能で権限を管理
Linetraceにはメンバー機能があり、チームメンバーの招待と権限管理を管理画面から行えます。担当者の追加・入れ替えを社内で完結できるため、退職や異動に伴うアクセス管理も、管理ポリシーに沿って運用しやすくなっています。
共有はいつでも解除できる
Metaのパートナー共有は、広告主側のBusiness Managerからいつでも解除できます。解除すると、LinetraceからのサーバーサイドのCV送信は停止します。共有を維持し続ける主導権はLinetrace側にはなく、常に広告主側にあるという点が、権限を預ける側の安心材料になります。
解約や乗り換えの際も、広告主が自分の判断で共有を外せるため、「一度渡したら取り返せない」という状態にはなりません。
Linetraceが目指す「権限を最小限に、成果は最大限に」
Linetraceは、LINE経由CV(友だち追加・LINE内CV・LINE経由のWeb CV)を主要広告媒体にサーバーサイドで自動返却する計測SaaSです。対応媒体はMeta(CAPI)・Google(Measurement Protocol)・Yahoo!広告(CAPI)・TikTok(Events API)・ChatGPT広告=OpenAI(Conversions API)で、いずれも提供中です。
料金は、基本が月¥10,000(LINE公式アカウント1つ・税込)、これに広告アカウント連携ごとに月¥3,000(税込)が加わるシンプルな体系で、従量課金はありません。2週間の無料トライアル(クレジットカード不要)でお試しいただけます。
代理店がクライアントの管理画面の権限を預からずに成果だけ共有したい場合は 代理店がクライアントに権限を渡さず成果を共有する方法 を、Metaのパートナー共有の仕組みの詳細は Meta CAPI Partner BM方式 をあわせてご覧ください。
リンクの不具合が直っても、どの広告から来たかが分からなければ運用判断はできません。
計測が途切れない仕組みを見る →比較表:渡る権限/渡らない権限
契約前のチェック用に、権限の範囲を整理します(Metaの例。他媒体も考え方は同様です)。
| 項目 | Linetraceに渡る/できる | Linetraceに渡らない/できない |
|---|---|---|
| ピクセル(イベントデータ)へのアクセス | ○(CV計測のために利用) | — |
| LINE経由CVのサーバーサイド送信 | ○ | — |
| 広告アカウントの予算・入札の変更 | — | ×(操作不可) |
| 広告・広告セットの作成/停止/削除 | — | ×(操作不可) |
| ピクセルの設定変更・削除 | — | ×(操作不可) |
| 支払い・請求に関わる操作 | — | ×(操作不可) |
| 共有の解除 | — | 広告主がBusiness Managerからいつでも解除可 |
「計測に必要な範囲だけを渡し、運用そのものの操作権限は渡さない」構造がひと目でわかります。
よくある質問
Q. LINE計測ツールを入れると、広告アカウントを勝手に操作されませんか?A. Linetraceの場合、Metaのパートナー共有で渡るのはピクセル(イベントデータ)へのアクセスのみです。広告の予算変更・作成・停止といった操作はLinetrace側から一切できません。渡るのはCV計測に必要な範囲だけです。
Q. 共有した権限は、あとから取り消せますか?A. はい。Metaのパートナー共有はBusiness Managerからいつでも解除できます。解除するとサーバーサイドのCV送信は停止します。解除の主導権は常に広告主側にあります。
Q. Pixel IDやアクセストークンはどう保管されますか?A. 入力いただいた認証情報はLinetrace側で暗号化して保存します。設定画面ではシークレット系の項目を空欄のまま保存しても既存の値は消えない仕様のため、再入力なしで運用を続けられます。
Q. 社内の誰がどこまで触れるか、管理できますか?A. メンバー機能でチームメンバーの招待と権限管理ができます。担当者の追加・入れ替えを管理画面から行えるため、情シスの管理ポリシーに沿った運用がしやすくなっています。
Q. 代理店に管理画面の権限を渡さずに、成果だけ共有できますか?A. できます。広告主のBusiness Managerからピクセル単位でパートナー共有するため、代理店に広告アカウントの操作権限を渡す必要はありません。詳しくは 代理店がクライアントに権限を渡さず成果を共有する方法 をご覧ください。
まとめ:権限は最小限、主導権は常に広告主側
LINE計測ツールの導入で気になる「権限を渡して大丈夫か」への答えは、渡すのは計測データへのアクセスだけで、広告アカウントの操作権限は渡らない、そして共有はいつでも自分で解除できる、という2点に集約されます。
- 渡るのはピクセル(イベントデータ)へのアクセスなど、CV計測に必要な範囲だけ
- 予算変更・広告の作成/停止・ピクセル設定変更などの運用操作はできない
- 認証情報は暗号化して保存、メンバー機能で社内の権限も管理できる
- パートナー共有はBusiness Managerからいつでも解除でき、解除すればCV送信は停止
LINE友だち追加の計測全体の課題は LINE友だち追加の計測ができない理由と解決策まとめ で網羅的に解説しています。
Linetraceは2週間無料トライアル(クレジットカード不要)でお試しいただけます。
GTMタグ1行・約10分で計測を開始でき、既存のGA4やPixelを上書きしません。権限は計測に必要な範囲だけで、いつでも解除できます。
無料トライアルを始める →